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  • 執筆者の写真gen taneichi

第30話 「薔薇色のブルース」by 蘭華


ゲストの蘭華さんは、様々な時代のジャンルを切り取ってポップスと融合させる楽曲を作られるシンガーソングライター。そういった意味では僕の日頃の制作スタンスと変わらないわけですが、今回彼女が選曲してくださったオリジナル曲には、僕の幼少期の音楽史と切っても切り離せない「ブルース」というワードが入っていました。無論、僕の中にあるそれを表現したセッションとなったわけですが、そんな中、彼女の中にある「ブルース」と僕の「ブルース」ひいては世間の人が思う「ブルース」…皆違うんだなと感じながらお話しさせてもらいました。 「ことば」というのは一種のジャンル分けですよね。自分や相手の中に分類化して落とし込むこと。 僕たちにはそれぞれに経験して得た意味に違いがあり、また「ことば」の居場所、置き場所によっても変わってくるわけです。 そしてまた、音楽にはその「ことば」に込めた意味合いを何乗にもして表現することができるもんですから、僕みたいな自分の意見が一番正しいとしか思えない言霊マニアにとっては、永遠にやめられない表現手段なのだなと。つくづく実感した音楽会となりました。

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