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  • 執筆者の写真gen taneichi

第1話「ボーイフレンド」by 睦


記念すべき初回ゲストに歌手、モデル、作詞家の睦さんをお招きしてお送りしました。

僕と睦ちゃんは、今となっては、だいたい同じくらいの年代にデビューした仲間なんだけど。彼女は少し先輩。なんといっても、僕が高校生の時「井上睦都実」としてテレビの画面に映ってた人だったわけで、当時抱いた憧れが未だ拭えないのが人の常。ところがいつしか時を経て、僕の番組の最初のゲストとしてお招きし、彼女のデビュー曲を合奏出来るとは実に感慨深いものであります。

第一話「ボーイフレンド」by 睦 オリジナルは大好きな小西康陽さん仕立てのスィンギーな編曲。意氣込んだ僕は十八番芸「左手ウォーキングベース」でコンパクトにリアレンジして楽しく伴奏させてもらいました。放送の中でもあったように、26年前の自作曲を彼女がこうして歌えるようになったのは40歳を過ぎてからだと。作詞する人間にとって、発表した「歌」ってのには「紛れ込んだ自分」を直視せざるを得ない関係性と向き合う機会が多々あります。こうして時を経て、いつしか親戚のおばちゃんのようにw(彼女の言葉)「当時の自分」を俯瞰しておおらかに見守れる時がくるんだって、少し先輩の彼女から学べたヒト時でした。

この歌の締めに来る「あの時より素敵になる」…人間最大のテーマなんじゃないでしょうか。 つまりそれは、どんなに辛い過去があっても、どんなに輝かしい実績があっても、僕達には「今」しかないわけで「今」を輝かせることが、僕達人間の使命なんじゃないかと痛感した第一話。昨日の彼女の歌声は、高校生だった僕の心に火を点して、「今」を輝かせてくれました。




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